はじめに、このページは、子供ばんどファンのページの掲示板にTOWさんが7回に分けて投稿されました、 <THE LIVE ROCK SHOW>(84年1月に放送)の貴重な記録を再掲載したものであります。 ファンの一人として、この貴重な記録を掲示板にのみ残すのは非常に惜しいと考え、TOWさんに再掲載の依頼を申し出たところ、 快く承諾していただきました。TOWさんのご厚意に深く感謝致します。 |
(MC:THE LIVE ROCK SHOW!) 司会: 明けましておめでとうございます。1984年、新しい年を迎えて、皆さんはどんなお正月を過ごしていますか?さあ、今年最初のTHE LIVE ROCK SHOWは、にぎやかに楽しくまいりましょう。子供ばんど〜! 子供ばんど: 明けまして!おめでとうございま〜〜〜〜す! (客の拍手) 司会: それからスタジオの皆さん、ほんとにおめでとうございます。みんな元気いいねえ。お聴きのように今日は、リスナーの皆さんから30名の方をお招きして、子供ばんどのスタジオ・ライブをお送りします。面白くなりそうですね!お楽しみに。この番組は音楽を愛するシンコー・ニュージックがお送りします。 (CM:YOUNG GUITAR) 1曲目: 『のら猫』 (CM明けに、JICKのカウントとともに、この曲でスタート) 司会: はい、子供ばんどのまず第1曲目は、あの懐かしい『のら猫』でした。今日は、この狭いスタジオにね、リスナーの皆さんをお招きしているんですけれども、うじき君、いかがですかね? JICK: はい!はい!もう、何でもやるのは初めてだから・・・あのー・・・この番組ね・・・もう新春で・・・子供ばんどがスタジオでやるのは・・・何でも初めてだから・・・・初めての気分・・です。 司会: おぉ〜・・・?・・・なんだよぅ(笑) (客:笑) 司会: ところでね、あの、月並みな質問ですけれどもね、子供ばんどとしての今年の抱負などを聞いてみたいと思うんですけれどもね。 JICK: やっぱり、あのう、毎年ね、毎年、いっつも、結局ここ2、3年ぐらい、言ってることはおんなじなんだけど、やっぱり、少しでも、呼んでくれるとこがあったら、チットのひとのとこでも行って、やりたいし・・・。とにかく自分たちの道を・・・行くだけですね・・・。 (客:拍手) JICK: でも、やっぱり今年(84年)は、去年(83年)出した「HEART BREAK KIDS」のアルバムでは、少しやっぱりね、今までの聴いてくれてたヤツとは違うヤツが、もうちょっと、こう、広い・・・ヤツが聴いてくれてると思うのね。だから、そこんとこを進めて、とにかく・・・いい歌を作って・・・ロックとかそういうのこだわりなく・・・聴いて・・・聴いていってもらえるようになりたい・・・・・なりたい・・・なりたい。 司会: そして、あの、みんなちょっと気になると思うんだけれども、ここんとこ、よく、ほら、あの・・・去年あたりからね、アメリカへよく行ってるでしょ?で、ということは今年あたりもやっぱり海外進出っていうことを目指してるの? JICK: そう、だから、あの・・・進出とかね・・・あんまり、そういうことは、俺たちは思ってなくって・・・やっぱり、こう・・・自分たちのやる場所を少しでも広げてゆくっていうか・・・ベースは、もう、とにかく、日本で成功することが・・・メインだけどね、まずね、とにかく・・・。 司会: そして、いつもね5月5日、子供の日にはアルバムを出してますけども、今年も!出しますね? JICK: ハイ!今年も!がんばって出したいと思ってます。 司会: ところでですね、今日、さっき、ほら、『のら猫』ね、懐かしい曲ですけれどもね・・・・。 JICK: ええと・・・次の曲は・・・セカンド・アルバムから・・・ええと、演ります。次の曲は・・・DREAMIN'! 司会: それでは、お願いしましょう・・・・DREAMIN'! 2曲目:『DREAMIN'』 (CM:YOUNG GUITAR) 司会: さて、後半にまいりましょう。えー、スタジオにね、今日は30名のリスナーの方、お招きしておりますけれどもね。えー、いろいろ、はがきをいただきまして、その中に、いろいろ書いていただいたんですけどね、A川君いますか?あ、いましたね、この方はですね、『ワタシメも、ギターを弾くかたわら、近くで見て、何かを盗みたい、ヨロシク』・・・こんな風に書いておりますけれどもね・・・。えー、果たしてね、この際ですからね、いろんなこと、訊いちゃおう。何か訊くことありますか? A川君: 別にギターのことないですけど、あのー、「ハード・ロック」という言葉についてと、「ヘヴィ・メタル」という言葉について、一言づつ、何かありますか?・・言って欲しいです・・・。 司会: おぉ、なかなか、鋭い質問ですけれども・・・うじき君、どうですか? JICK: えーとね、「ハード・ロック」もね、「ヘヴィ・メタル」もね、あ、僕はね・・・僕?・・・は、・・・僕は大好きです。だけど、「ヘヴィ・メタル評論家」は大嫌いです。 司会: いや、あのぅ、質問の内容がですね、「ヘヴィ・メタル」と「ハード・ロック」、・・・・どう違うのか・・・もあるけれども・・・・・。 JICK: ふふ、それを悩んで眠れなくなっちゃってる? A川君: いえ、あのぅ、「ヘヴィ・メタル」というのは最近になって出来てきた言葉ですよね?なんか、「ヘヴィ・メタル」っちゅうと、なんか、カッコだけで・・・・・・・、昔の「ハード・ロック」っちゅうのは、もっと、・・・なんか・・・すごい・・・・・・・・。 JICK: 俺もそう思うよ、俺もそう思う。それでいいんだよ・・・。それでいいんだよ。 TANIHEI: でも、「ヘヴィ・メタル」って、昔からあったよ・・・あったけどね。 JICK: あんまり、だから・・・、あのー、言葉にはね、言葉には・・・こだわんない方が、あの、聴いててラクだと思うよ。 TANIHEI: うっふっふっふ・・・。 JICK: 『俺はハード・ロックのほうが好きなのに!俺の好きなバンドがヘヴィ・メタルって書いてある!どうしよう!』とかさ・・・。 司会: あんまり、だから、こだわり持って聴くっていうのはよくないよね? JICK: だから、結構、『ヘヴィ・メタルだ』って言って、自分のこと言って演ってるヤツもいるじゃん。そういうヤツらがさ、あと5年とか10年経ってもさ、『俺はまだヘヴィ・メタルだ』って言って演ってたらさ、それは凄い、きっと、なんか、その言葉は凄い・・・言葉なんだろうね・・・。 司会: そうだよね。 JICK: そうなってみたら『凄いな」って言えば、別に誰も・・・これはね・・・。 司会: もうひとり・・・ちょっと訊いてみましょう。T川君いるかな? T川: あ、はい。 司会: 「子供ばんど大好き!」って、書いてきてくれましたけれどもね。なにか質問あるかな? T川: あのー、日頃、不思議に思ってるんですけど、そういうロック・グループのひとたちは、普段何やってるんですか? (スタジオ内爆笑) 司会: (笑)なかなか、これもスルドイ質問です。 JICK: いい質問だね〜(笑)。いい質問。 司会: (笑)普段、何してるんですか? JICK: やっぱ・・・、どうだろうね?コーちゃん、普段・・・(と、TANIHEIに訊く)。 TANIHEI: 普段がね、大体、アマチュアのあれと違って、ロック演ってる時間が長いでしょ?1年間のうちに・・・特に、僕ら、前は、200回とか、300回とか演ってたから・・・そうすると、普段の君たちが普通にしている時間が、僕らはロック演ってる時間なんだよ・・・・カッコイイでしょ? JICK: カッコイイなぁ〜。・・・・だから、みんなのほうがいいよね。きっと、ギター弾いてようと思ったらサ、1日10時間でもギター弾いてられるしさ・・・・。憧れるぜ、そういう生活・・・・。俺も弾きてえな・・・。そういうの、できなくなっちゃうね、だんだん・・・。 司会: そんなとこでよろしいですか?・・・・・・・それじゃあね、あ?アコースティック・ギターが出てきましたけれども・・・・。うじき君がアコースティックを持つ姿っていうのをステージで見たことある人?・・・。 TANIHEI: はい。 司会: これは、メンバーが言っちゃダメなんだよね・・・(笑)。 JICK: 結構、まれだと思うんだけど、次に演る曲は、3枚目のLPの「ジャイアント」ってやつに入れた曲で、『時は流れて』って曲なんだけど、俺、結構、最初は、フォークギター・・・生ギター持って、曲作ったりしてて、で、その頃に作った曲で・・・あんまり演んないんだけど・・・お正月ということで・・・。 司会: 今日は、特別に、アコースティック・ギターでしんみりと歌ってもらいましょうね。 JICK: うまくいくかどうかわかんないけど・・・。 司会: それじゃ、お願いしましょう・・・『時は流れて』・・・。 3曲目:『時は流れて』 司会: どうもありがとうございました。ほんとにね、えー、しっとりした気分になってきましたけれども。それではここでね、先ほどは子供ばんど、バンドとしてのですね、今年の抱負などを聞いてみたんですけれども、今度は、おのおのね、それぞれの方にプライベートな今年の抱負などを聞いてみたいと思います。タニヘイ君からどうぞ・・・。 TANIHEI: ハイ、僕はね、今年は〜、・・・・・痩せたいですね。 (スタジオ内:笑) 司会:(笑)・・・痩せたい・・・・。 TANIHEI: いや実は、あのぅ、去年一年間、随分ね、いろんなとこに行ったときにね、「太ったねぇ」とかね、「ブクブクしてきたねぇ」とかって・・・。で、僕はそのたびに、気にしねぇように、・・・気にしないようにしてたんだけど・・・・、根がナイーブだからね、なんか、そのたびに、少しずつ、傷ついてた・・・実は・・・。 司会: みんな、そんな太ってると思う? (客: 思う・・・笑) 司会: 思う・・・って・・・・(笑) TANIHEI: いや、でも昔の写真とか見比べると全然違う。デブった。 JICK: ギター弾いて、こうやって、「ウー」ってやると、(タニヘイは)2重アゴになっちゃう・・・。レスリー・ウェストみたいになっちゃう。 TANIHEI: ハハハ・・・そう。そこを今年は克服したいね。 司会:(笑)・・・ダイエットして痩せてください。 TANIHEI: はい、どうも・・・。 司会: そしてね、うじき君。 JICK: 僕は、あの、英語、上手くなりたいね、もっと。やっぱ、英語をもうちょっとね、カッチョよくね、ピロピロってしゃべりたいな、今年は。 司会: でも、結構、ほら、前から上手かったじゃない? JICK: うん。でも、割と、やっぱり・・・。 司会: 通訳やったことあんだよ・・・この人・・・。 (客のざわめき) 司会: 知らないでしょ〜う? JICK: そう。やってたの。ほんとだよ。で、英語はね・・・知ってる人とかにしゃべるのはいいんだけど、やっぱ、全く知らない人とか、むこうで・・・アメリカ行った時にも、やっぱ、偉そうな人って出てくるじゃない・・・社長とかそういうのがさ・・・。日本でも、社長とかそういう人には、「あ。・・・こ・・こんにちわ」って、ビビるじゃない?すると英語では、「ハ・・・ハロー」みたいになっちゃうから、バチ!って、そういうのもしゃべれるようになりたいな・・・。 司会: そうですか。努力してくださいね。 JICK: ありがとうございます。 司会: えー、そして、ベースのカッちゃん。 KATZ: はい。えーとー、卒業したいですね・・・・。 司会: 卒業! KATZ: 学校を・・・大学を・・・。 JICK: フフ、・・・偉そうなんだよ(笑)。 司会: 卒業することはそんな難しいことじゃないでしょ? JICK: 行ってないから学校に・・・・(笑)。 KATZ: 今年・・・いや、去年は、もう全然行ってなかったから・・・是非、卒業だけは・・・・。 JICK: (笑)。ニューヨークに初めてレコーディングに行ったときに、(KATZは)英語が全然しゃべれないから、もう、外人と会っても全然、目を合わせないし、ほんとに黙ってるの、話しかけられても・・・・。貝じゃない?それじゃ。貝男とか言われて・・・(笑)。 TANIHEI: 震えんばかりに・・・(笑)。 司会: 口を閉ざしたままという・・・。 KATZ: もう、開かなかったの・・・。 司会: そのままで何週間か過ごしてきちゃったという・・・。 KATZ: いやいや、ふた月ぐらい・・・。 司会: ふた月!! (スタジオ内 笑) 司会: えー、みなさんも自信持ってくださいね。これでニューヨーク、アメリカは、2ヶ月間過ごせるそうですから(笑)。 KATZ: もうね、最近はねぇ、 司会: もう大丈夫? JICK: ウソだよ!そんなの。初対面の人じゃダメだよ・・・(笑)。 司会: そして、後ろに、でんと構えてる、やまと君。 YUU: えー、僕はですね、割と抽象的なんですけど、バンドとしても、個人的にももっと、うーんと大きく成長したいなぁ・・・と・・・。 司会: えらい! YUU: 今年、もう26ですし・・・なんて・・・(笑)。 JICK: えらい!・・・それ以上・・・それ以上どう成長するんだ、お前の体・・・。 (客:笑) YUU: カラダはいいけどさぁ(笑)。頭がね、もう少し成長したいと・・・。 JICK&TANIHEI: ハハハハハハ! 司会: (笑)そうですか。もう、バンド・リーダーみたいな言い方して・・・バシっ!と締まりましたけれどもね・・・・。さて!最後の曲になってしまいました。 JICK: はい。そしたら、最後の曲は、さっきも話したニューヨークで録ってきた一番新しいLP(HBK)の・・・えーと、『JUKE BOX ROCK'N ROLLER』を、演りたいです!!OK〜!!! 4曲目:『JUKE BOX ROCK'N ROLLER』 (CM) 司会: THE LIVE ROCK SHOW!今日はスタジオにリスナーの皆さんをお招きして子供ばんどのライブをお送りしました。みんな、どうもありがとう。スタジオの皆さん、楽しんでくれましたかー? JICK: 初詣行けよ〜。 司会: はい、どうもありがとうねー。お送りした曲は『のら猫』『DREAMIN'』『時は流れて』『JUKE BOX ROCK'N ROLLER』以上4曲でした。さて、来週も、今日の続き、子供ばんどのスタジオ・ライブをお送りするんですけれども、うじき君ね、ゲストに来て頂くことになっていますね? JICK: そう、来週はゲストっていうか・・・ダチの2大ギタリストがやって来ます。子供ばんどに襲いかかる・・・2大ギタリストの・・・強力な、やかましいのが・・・2人来ます。ひとりは、あのぅ、アニキの山本恭司と・・・もうひとりは、もう・・・末っ子の・・・これがどうしようもないんだ本当に(笑)・・・蝶ネクタイ・ボーイの・・・最近、学ランから蝶ネクタイ・ボーイに変身した・・・鈴木ケンジ。・・・誕生日一緒なんだよ、アイツ、俺と・・・。 司会: そうですか(笑)。来週、この子供ばんどに、山本恭司、鈴木ケンジが加わって、もの凄いライブになりそうですからね。お楽しみに。 JICK: 強いぞ〜。 司会: お相手は山本タカシでした。この番組は音楽を愛するシンコー・ミュージックがお送りしました。
(MC:THE LIVE ROCK SHOW!) 司会: こんばんわ。山本タカシです。えー、お正月気分も一段落といったところですが、「THE LIVE ROCK SHOW」は今日もお正月気分で行ってみたいと思いま〜す。先週はですね、子供ばんどのスタジオ公開ライブで、めいっぱい盛り上がりましたが、今日もその続きです!子供ばんど〜〜!! 子供ばんど: またまた!おめでとうございま〜〜〜〜〜〜〜す。 (客: 拍手+イェ〜!) JICK: お年玉もらったか〜? 司会: それから、スタジオの皆さんね、おめでとうございます。しかも、今日はですね、凄いセッションを聴かせてくれるんですよね? JICK: 凄い!これは、もう、今日はガンガンにね、盛り・・盛り上がる・・・必要以上に盛り上がり過ぎるのがチョット恐ろしいセッションが期待されます。 司会: そうですか!期待しましょうね。さあ、今日も大変なライブになりそうです!お楽しみに!この番組は音楽を愛するシンコー・ミュージックがお送りします。 (CM:YOUNG GUITAR) 1曲目:『ALL NIGHT LONG』 司会: えー、まずは1曲、子供ばんどで『ALL NIGHT LONG』でした。えー、それでは、うじき君、早速ね、今日のゲストを紹介してくださ〜い・・・。 JICK: はい!まずは一発目は、オレらの兄貴分で、山本恭司!!! (客: 大歓声・・・・キャァ!+イェー!+拍手!・・・YUUのバスドラ・・・その他) 司会: えーーとね!恭司君とうじき君ねー・・・あのう・・・去年(83年)はね、一緒にセッションしたの、何度かありますけれどもね・・・。えーと、子供ばんどに恭司君が入ったっていうのは・・・あったんだっけ・・・? JICK: あのね・・・これがね・・・もう、(子ばんの)レコード・デビューより・・・スゴイ前で・・・だから、あれは・・・80?・・・79年・・・・79年じゃぁねえや・・・80年の・・・・80年の5月の5日かな?・・・・俺たちの・・・・・。 (YUU: 久保講堂・・・) (TANIHEI: 久保講堂・・・) (山本恭司: 久保講堂・・・) JICK: 久保講堂でね・・・自分たちでね・・・チケット売ってね、だからね・・・その頃はアマ・バンだったから、まだ・・・・アマ・バンだったから・・・今だって、アマ・バンみたいなもんだけどさ・・・・(苦笑)・・・チケットを自分たちで刷ってさ、・・・自分たちで、手で売って・・・久保講堂で、コンサートやったのね・・・ライブ1000本記念っていうのを・・・・。で、そんとき、超満員になって・・・なんか、みんな、バーって来てくれて・・・・・・したら・・・・・来てさ・・・・・・。 YUU+TANIHEI: はははははは・・・・・。 司会: 恭司君が・・・・。 JICK: 巨匠がさ・・・・・(笑)・・・来てさ・・・・。最後までずっと、見ててさ、それで・・・結構、緊張したけどさ・・・・それで・・・最後にね・・・アンコール・・・呼んだら出てきてさ・・・・呼んだら出て来るんだよ!これがまた、ビックリしたけど・・・・(笑)。 (客: 笑) JICK: そんで・・・(恭司君と)演っちゃったんだよね。・・・・そのあと、だから結構・・・俺・・・あのう、呼ばれもしないのにさ、BOW WOWのコンサート・・・観に行ってさ・・・勝手に(ステージに)出て行ったりとかさ・・・。 司会: なるほどねえ。 JICK: 演りつ・・・演られつ・・・・(笑)。 (山本恭司: そうそうそうそう・・・・・) 司会: そうですか。それではね・・・山本恭司君が入っての、今度の曲を紹介してください。 JICK: えーと!これはねえ、両方の・・・両方のレパートリーっつっても・・・もうBOW WOW、「古いレパートリーを捨てた」とか言ってたから・・・あのう・・・でも・・・演るんだとは思うんだけどね・・・多分、いつかはさ・・・(笑)。・・・えーとー・・・あっちも演ってたし、俺たちも演ってて、みんなもよく知ってる曲でー!!・・・子供ばんどwith山本恭司でー!!!・・・フフ(笑)・・・。サマー・タ〜イム!!ブル〜〜〜〜〜ス!!!! (客: 大喜び) 2曲目:『SUMMER TIME BLUES』 (この曲の、間奏部・・・JICKが「ギター!キョウジ!ヤマモトー!!!」と叫ぶと、巨匠・山本恭司が、それはそれは素晴らしいギター・ソロ(約70秒間)を聴かせてくれました) (CM:YOUNG GUITAR) 司会: えー、子供ばんどとBOW WOWの山本恭二君のセッションでお送りしていますけれどもスゴ〜イですね〜。でもみんな、これで驚いちゃいけない!・・・というね、もっともっと凄くなりますからね・・・・ところで恭二君・・・。 山本恭司: ハイ? 司会: あのう、みんなも気になるところでしょうけど、BOW WOW、メンバーが変わりましたよね? 山本恭司: はい・・・・。えーとね、ミツヒロが・・・ちょっとやっぱり音楽上の・・・あのう意見の相違で・・・みたいな・・・あの・・・平和的に(笑)・・・あの、脱退しまして・・・。それで、その代わりに、ボーカリストが入って・・・元『ノイズ』というバンドにいたヒトミ・ゲンキという・・・男で・・・26歳・・・ちょっと強力なボーカリストです・・・。 司会: そうですか。あのう、そういうボーカリスト入れて、やっぱり今までのBOW WOWと・・・やっぱり、なんか・・こう・・サウンド的っていうか、曲作りとか、そういう変わった面っていうのはありますか? 山本恭司: うん、あのーう、ちょっと、だから、いきなりね、僕らの新しいレコードとか聴いてもらったら、ちょっと、「BOW WOWじゃないんじゃないか?」と思うぐらい、違うと思うのね・・・。やっぱり、あの、今までどちらかと言えば、ブリティッシュ系みたいな部分あったんだけれども、なんていうのかな・・・アメリカ・・・に近い音になったんじゃないかな・・・って思う。リズムなんか、ビートを大きく出して・・・でも、その上に乗っかてくる音楽性は、なんか、単に「GO GO GO」の世界じゃなくて、なんか、もっと良いキーボードもね、バシ!っと入れた、ちょっと雄大な(笑)世界みたいな・・・のを、作りたいな・・・と、思ってますけど・・・。 司会: なるほどね・・・。ライブ!っていうのは、どうなんでしょう?今年(84年)。 山本恭司: 今年・・・えーとねえ、実は3月に、3月の21日に、アルバム発売予定なんだけれども・・・そのあと4月ぐらいから、バッチリ、全国ツアーして回る予定です。 司会: わぁ、楽しみですねえ・・・。 (客:拍手+イェー) 司会: えー、新しくなったBOW WOW、ホントに、皆さん、期待しましょうね。えー、さて、うじき君、次の曲ですけれども・・・・。 JICK: えーとー・・・・・・・・・・カッコイイよ、今度のBOW WOW・・・ちょっと(レコードを)聴いたけど・・・カッコイイよ・・・ちくしょう・・・クヤシイな(笑)・・・。 司会&客: ふふふふ・・・・・・。 JICK: (笑)はは。次に演る曲はー!えーとー、お返し、って言う訳じゃないんだけどぉ、あのー・・・BOW WOW・・・実はBOW WOWのファースト・アルバムに入ってた曲でね・・・その頃ネ、まだ俺たちは、アマチュアだったんだよ・・・いや、ホントにホントに・・・。もう何せ、13年も前の話ですからね・・・・・・・・。ウソだよ!そんな前のワケないじゃん(笑)・・・。 TANIHEI: (笑)ははははは。 (客:笑) 司会: 嘘だよ!・・・。確か、BOW WOWはね・・・今年で8年目。 山本恭司: (笑)そうそう・・・。 JICK: 8年前? 山本恭司: ウン。 JICK: ホントに・・・だからそれで・・・みんなで聴いたりして、こう・・・吠えよ!・・・『吠えろ! (・・・何だっけ?・・・)BOW WOW(だっけ?・・・・)』を見てね・・・日本のロック・・・初めて、日本のロックが産んだ・・・・・で、よく・・・歌ってたの・・・これは面白い歌だな!・・・・って・・・。それを・・・演ってみようって事になってね!・・・・バッチリ歌詞も覚えて・・・。 (客: 笑) JICK: (笑)えーとー、曲が・・・だから、えーとー、何だっけ?ふふふ・・・・『ブラウン・ハウス』って曲なんで・・・演るからね!(笑)・・・ヘヘ・・・演ってもいい?演ってもいい?・・・・オーケー!・・・じゃあ、俺たちが!・・・子供ばんどが!・・・山本恭司君を迎えて!お返しに!ブラウン・ハウス!!・・・オレが歌います!!(笑)。 3曲目:『ブラウン・ハウス』(BOW WOWの曲:シャッフルのリズムの曲) (前奏の部分で・・・「BOW WOWもステージでは、もう最後はめったに演ってなかったらしいから・・・・」とJICKのMC) 司会: はーい、BOW WOWの1枚目から『ブラウン・ハウス』でした。懐かしいですね。恭司君、これはもう・・・・以前のBOW WOWのアルバムの曲っていうのは、これからのステージでは演らないっていう?・・・・。 山本恭司: うん。もう、とっくにネ、捨てたつもりでいたのが、うじき選手と、こうやってネ、電話で話してるうちに、(JICKが)「是非ともこれを演りたい・・・」と・・・・・・ネ? JICK: (笑) 山本恭司: ということで、演ることになりました・・・(笑)。 司会: なんか、新生BOW WOWにうじきつよしがボーカリストとして入ったわけではございません(笑)。 JICK: 断られたよ、「入れてくれ」って言ったら・・・(笑)。 TANIHEI: でも、この曲、最後かもしれないね?・・・ひょっとしたらね・・・。 山本恭司: この曲をプレイするのがね・・・。 JICK: そう言わず、演ってください・・・また。 司会: いやぁ、今日、スタジオに来てる方は、ホントに、ラッキーですよ。もう、この曲ね、もう絶対に聴けないというネ・・・。レコードでは聴けますよ・・。レコードではね(笑)。 JICK: レコードでは聴ける・・・(笑)。 司会: えー、ところで、恭司君もせっかく来てくださいましたんでね・・・。えーとー、I・Mちゃん・・・。 I・M(女性客): ハーイ。 司会: なんか、あなたはさ、「子供ばんども恭司も、ついこの前見たばかりで、今だに感動が醒めません!」・・・なんか、成蹊大学のね・・・学園祭で見たんだよね? I・M: はい。アタシ、子供ばんどって初めて見たんだけど、うじき君が、スッゴク明るくって(笑)・・・も〜う!感動しました。 司会: あの人は、それしか、とりえがないんです。 TANIHEI: はっはっはっはっは・・・・(←笑いすぎ) (客:笑) 司会: あの人が沈んでたらどうなりますか!(笑)。・・・ねえ? JICK: ガックリきちゃった(笑)。 司会: それから・・・U・Kさん?あなたは、何かありますか? U・K(女性客): カッコイイ・・・。 司会: 「カッコイイ」一言!・・・そうですよねえ。 JICK: BOW WOWのさ・・・昔・・・ほら・・・ミツヒロ君が歌ってじゃん、この歌。それを聴いた奴の感想を聞きたいナ。あそこの女の子が、さっき演ってるときから、なんか言いたそうなんだよ(笑)・・・・歌詞が違うとか・・・(笑)。 女性客: BOW WOWと違って・・・・・。 JICK: うん?・・・「明るかった」なんて言うなよ(笑)。 女性客: 明るかったです。 (スタジオ内:笑) 司会: 明るい(笑)・・・どうして、うじきが入ると全部明るくなるんだろう?(笑) JICK: (笑)ふっ。太陽電池みたいな人間・・・・(苦笑)・・・。 司会: さてさてデスネ、ここで、もうひとかた、うじき君に呼んでいただきたいと思いますけれども。 JICK: オーケー、ちょうど兄貴分の恭司君が来てくれたから、俺たちの弟分ちゅうか・・・弟のわりにはヤカマシイんだ・・・最近、学ランから蝶ネクタイにね・・・・コイツね、俺と誕生日が一緒なの。なんか、慕われてるらしくてさ・・・・。鈴木ケンジ! (鈴木ケンジ登場) (客: 拍手) 司会: 「弟分」って言ってましたけどねー。うじき君、あの・・・一言!鈴木ケンジについて。 JICK: 鈴木ケンジ・・・これは・・・*+$%#%/%-+・・・(笑) (客&TANIHEI: 笑) JICK: (笑)ふふ・・・。 鈴木ケンジ: ありがたい言葉を・・・(笑)。 JICK: はは!・・・&%$-*/+-/*・・・(←JICK、言葉が出てこない) TANIHEI&客: はははははは(笑) 司会: (笑)・・・えー、あんまり・・・あのね、誉めようと思って、声になりませんけれども(笑)。 JICK: そう・・・まぁ、技はある!・・・ワザはある!(笑) 司会: それから、あのね、いつも「技」を盗まれてるという恭司君、一言! 山本恭司: えーとね、僕は実はもう、彼(鈴木ケンジ)の家に呼ばれてねー、料理とかね、ご馳走になったりしてね、「袖の下」・・・みたいな・・・(笑)。 JICK: ウソ〜!・・・(鈴木ケンジに対して・・・)この野郎!(笑)。このヤロー(笑)!ゴマすりやがって、このー!(笑)。オレんとこに、なんにも持ってこないじゃないか・・・(笑)。 山本恭司: (笑)・・・ギター同様、(鈴木ケンジは)料理もとっても、お上手です。 司会: (笑)そうですか。・・・それに応えて、ケンジ君! 鈴木ケンジ: (笑)ありがとうございます。うじきさん、ホントに、あのー、「無言の教え」をどうも。 (スタジオ内 爆笑) JICK: (笑)・・・な〜にを!!・・・この野郎!!(笑)。 鈴木ケンジ: 心と心が・・・こう・・・通じ合う。・・・さすがに誕生日が一緒という・・・(笑) JICK: 通じるかそんなもん!バカヤロー(笑)。・・・しょうがねえ・・・(笑)。 鈴木ケンジ: 言葉に・・・・言葉にならない愛を感じています(笑)。 JICK: よしよしよしよしよしよし(笑)。 司会: (笑)ということだそうです。・・・えー、ということで、勢揃いしたところで、この狭いスタジオの中を説明しますとですね・・・・1番奥にドラムのやまとゆう、その手前、1列に左から、ベースの勝誠二・・・・ギターが4人いまして・・・うじきつよし!谷平こういち!山本恭司!・・・そして、鈴木ケンジ!・・・壮観ですね!・・・・では!いよいよ最後の曲になりましたー!えー、うじき君から紹介してもらいましょう。 JICK: オーケー!これは、みんなもよく知ってる曲なのでー!みんなもガンガン!・・・どうせ、ガンガン、めちゃくちゃになっちゃうから!・・・ガンガン乗ろうぜ!みんなで行こうぜ!ジャンピン・ジャック・フラッシュ!!!! 4曲目: 『JUMPIN' JACK FLASH』 (CM) 司会: THE LIVE ROCK SHOW!今日は、スタジオ公開ライブの2回目、子供ばんどと、BOW WOWの山本恭司君、そして、鈴木ケンジ君の大セッションをお送りしました! (客: 拍手) 司会: ・・・もう!凄い凄い!鈴木ケンジ君、最後は歯で弾いてましたけれどもね!(笑)。大丈夫ですか?(笑)・・・・大丈夫だそうです。皆さん、どうもありがとー!・・・それから、スタジオに遊びに来てくれた皆さんもね、ホントにありがとう。また、こういう機会をもうけますのでね・・・よろしく。・・・今日、お送りした曲は・・・『ALL NIGHT LONG』、『SUMMER TIME BLUES』、『ブラウン・ハウス』、そして、『JUMPIN' JACK FLASH』・・・以上4曲でした。・・・・・さて、来週は神戸からやって来ました4人組「アクション」のライブをお送りします。お楽しみに。お相手は、山本タカシでした。この番組は、音楽を愛するシンコー・ミュージックがお送りしました。 |