written by D.D

all pix by D.D 

special thanx KYO
page design TAI

except * and name’s credit


 


長堀橋のペルー料理の店「ペーニャ」で、
トーベンのソロ・ライヴだ。

 

今年の1月26日のペーニャでの
ソロ・ライヴから半年振りだ。

 
 
 
 
pic by * D.D

この時は東京からヒューズが、NYからともこさんがはるばるやってきた。

写真左からTAIの従兄弟くん、TAI、トーベン、TAIの妹のYちゃん、現在NY在住子供ばんどの最強のおっかけだったともこさん、前に移って左から私、元子供ばんどのローディー・ヒューズ。

 

それから半年、今回は私の方はたまたま我が家にホームステイしている英国はエクセターのエクセター大学英語講師のレイチェルと(長女の高校の夏休みTOEFL特別講習の先生でイギリスから来日)、長女、東京からきている私の兄貴との四人組だ。

ちなみにレイチェルは1970年代のDISCOや、ケイト・ブッシュの大ファンだ。

 

TAIの方は、妹のYちゃん、それにTAIの医院の看護助手の人が実は元子供ばんどのおっかけをしていることが医院内で発覚、本日同じくおっかけをしていた友人を連れ立ってきての4人だった。

 

 

 

 

ペーニャのドア・オープンが午後7時だというので、午後6時半にいつものように近所のドトール・コーヒーに集って茶話会。

 

 今回は日本語は「ありがと」以外全く話せないゲストが同伴なので、なるだけ英語で話そうと試みる。

以前にTAIが

「外国人の患者さんを英語で診察しますよ」

と偉そうに言っていたので、

「ちょっと英語で会話をよろしく頼むわな」

と言ったところ、

「僕なんか医学用語の単語の羅列ですよー〜。下痢とか腹痛とか、嘔吐とか・・・」

とひるむ。

長女が「TAIさん、コーヒー屋でその単語の羅列は既にヤバイです・・」と小さくコメントする。(笑)

そのうちにおもむろにTAIが英語でレイチェルに何か言う。

何を言ったのかと思えば

「あなたリンパ腺腫れてます」

といい、続けて

「WE LOVE KODOMO BAND!」

と叫んだ。

 

レイチェルがオレンジジュースを口にしたまま化石になったのでみんなして慌てて席を立つ。

 

 

 

ペーニャはまだドアオープンになつておらず、階段の上で何人か人が待っていて、私が先に下に降りてドアのところにいった瞬間にドア・オープンとなったので一番に入場した。

それが午後7時05分のこと。

 

ペーニャでトーベンが演奏する時は必ず徳田健さん、紅一点のQちゃん、ペーニャのマスターの三人のバンド「大健Q」がオープニングアクトででるので、わりとリラックスした感じでまだ先のトーベンライヴに備える。=たらふく腹ごしらえをする。(笑)

カウンターの奥でトーベンが飲み物を飲んでいる姿を見て、何故か気分が高揚したのは、闘牛の牛同様『赤』に反応したからだ。

トーベンは白ぬきで文字のかかれた真っ赤なTシャツに真っ赤な野球帽をかぶっていた。

その真っ赤さ加減は言わずもがなの子供ばんどカラーで、

「なんか子供ばんどみたいなあ〜いいなあ〜」

と計らずしもそんな言が口をついて出た。

やっぱ暗示はこの時既にあったのだった。

 

 

 

 

 

 

レイチェル、Yちゃん、TAI、手前元おっかけだったおねーさん。

この写真右にすぐにドアが見えるが、私たちは入り口のすぐ横に座していた。

 

 

トーベンが誰かも知らずについてきた私の実兄と私の愛娘。

娘はD-1の時に手伝いをしてくれているのでライヴのトーベンもオフのトーベンも知っている。

 

 

 


レイチェルのために記念撮影

 

 

 

午後8時、いよいよ大健Qの出番だ。

たゆたゆとした雰囲気で、まったりまったりした和気藹々とした一時間がすぎる。

 

はてさて、店内が明るくなり、いよいよトーベンだなあ、とわくわくしていると、ふと、閉められていた扉がそろりと開く。

遅れてきたお客さんだなー、トーベンに間に合ったなー、と思って何気なく見ていると、その扉から「ん?」と記憶の底をひっかける懐かしい顔が現れる。

妙齢の女性の顔がそおっとあたりを窺うように店内を見回している。

ん????

ん????

ん!!!!!!!

 

 

 

え?え?とその顔を認識しながらも眉根を寄せて半信半疑で目を凝らす。

その顔はどうみてもとてもよく知っていた顔で、やっぱりその本人だった。

はっちだーーーー!!!

確かに加齢しているがはっちははっちだ。(当然同じ年月分私らも老けたわけで・笑)

注・はっちとは17歳の女子高生の頃から子供ばんどのマネージャーとして活躍し、現在も俳優うじきつよしのマネージャー、事務所社長として八面六臂のサポートをしている最強のマネージャーだ。

でも最後に会った、1985年5月5日、中野サンプラザ・ホールの楽屋以来実に19年ぶりのはっちは、全くそのまんまはっちだった。

と、大声で叫んで立ち上がって扉のとこに一足で跳んだら、なんとその後ろからうじきくんが現れたではないか。

*子供ばんどファンの皆様はJICKと呼ぶが、私は現役時代から「うじきくん」とはっちが呼ぶ様に呼んでいた。

 

 

どよめくどよめく。

 

 



アットホーム的なこの店は客席が限られていて、
本日は30人程度の満席であったが、
それでもそのどよめきは大変なものだった。


 

今後ででくる主要人物のセリフは色分けされてます。

トーベン トーーーーーベンッ!

うじきくん ロックンロールセオンガー

はっち はははははははははははははは

 

だいたいにおいて私が

「ぎゃーーー!うじきくんだ!ぎゃー、はっちだ!ぎゃーぎゃー!!ひぇー、ひさしぶり、ひえー懐かしい!」

と絶叫しつづけていたので、うじきくんが

「お前うるさいぞ、こら、目立つだろっ!こら、落ち着け!」

と注意するほどに。

それに反してはっちは開口一番

「ひさしぶり〜わあ、変わってないねー、どうしてその年でその体型が維持できるの?」

と、大変この年の女性ならではの発言をば。(笑)

 

はっちは知らないのであーる。

 

5月2日の時点では今より9キロ太っていたことを。(笑)

(体型を年に負けずに維持する方法は嫁の体重の増加に対して過敏に反応し激昂するめっちゃうるさいだんなさんを持つことです。きっぱり)

 

とにもかくにも入り口に椅子を出して二人に座ってもらう。

まだわーわー叫んでいる私に二人が口をそろえて

「うるさいんだってば」

と言っていたと思ったら、おもむろにはっちが店の一番奥のカウンターに向って

「生ビール2つっ!」

と大声で叫んだので、うじきくんが

「あんたも十分うるさい・・」

とか。(笑)

 

うじきくんは今丁度大阪でさんまさんと一緒の舞台「奇人たちの晩餐会」に出ているところだった。(Y子ちゃんが発売と同時にチケットを買いにいったにもかかわらずソールド・アウトになった人気舞台だ)

はっちの首からは舞台直後に直行した様子を窺わせる「奇人たちの晩餐会スタッフパスが首からぶらさがっていた。

奇人たちの晩餐会 勝手にしやがれ

東京公演は、7月30日〜8月3日(東京・世田谷パブリックシアター)
大阪公演は、8月7日〜8月12日(近鉄劇場大ホール)
【チケット】 全席指定・8400円(税込)、5月31日から前売り開始

フランス人作家、フランシス・ヴェベールによる戯曲で1998年に映画化されたコメディ。
「奇人」を招き、一番のおばかさんを連れてきたものが勝者となる晩餐会を趣味にする出版社経営の大橋(明石家さんま)が、自信を持って招いたのは、国税局に勤めるさえない税務官の田口(ジミー大西)。
しかし田口のおばかぶりに大橋本人が翻弄されてしまうことに。
そんなドタバタの中で、田口は自分が晩餐会に招待された本当の意味を知ってしまい。。。

黒川淳一役/うじきつよし

 

 

 

でもなぜかはっちはおだやかににこにこして、うじきくんに至ってはもう入ってきた時から嬉しくて仕方ないという感じでるんるん体がゆれていた。

ふと、「JICK命」としているTAIはどうしているのかと思ってみたら、すぐ背後で呆然と立ったまま、本当に固まっていた。

「おいおい」

と声をかけると

「し、し、心臓が、ばくばく・・・ばくばく・・」

と既に脳溢血状態危険兆候を示して直立不動で微動だせずにいる。

慌てて床を見たが、大丈夫、失禁はしていなかったようだ。

心臓が停止しても医者なので勝手に処置してくれるだろう。

 

だってほんとにびっくりして、もうどうにもこうにも
身動きが取れないくらいに硬直して口が渇いて・・・・   by TAI

 

 

と言っているそばからライトダウン
トーベンの登場だ。

一曲目「夏が来た」。


入り口からはっち、うじきくん、その背後横に私、TAIと座る。

pic by kei

 

はっちと身を乗り出すうじきくん、黙れといわれてとりあえずは一瞬黙っている私と、このまま永遠に静止画像を維持する、だろうと思われる呼吸さえ危ういTAI。
あまりにうじきくんを意識するあまり、そっちを絶対に見ないように前を凝視して固まっていた。(爆)

 

このあとTAIは私に「うじきくんのビールがないよ」と促され、さっと席を立って500円の生ビールを買って、敬礼するようにうじきくんの横にたち、両手でジョッキをさしだし

「どうぞ」

とだけ口を開いた。

うじきくんは

「お、もうしわけないっ!」

というと、それを受取りすぐに空にしてしまった。

 

 

ここで突然クイズです。

 

はい、この写真はなんでしょう。

 

これはうじきくんが飲んだあとのビールグラスをTAIが拝借して自宅に飾ってあるものです。

その横の500円玉は、「JICKにビールを買ったときのおつり」だそうで。

TAI家のお宝として神棚に飾ってあるそうです。

 

 

 

一曲目「夏が来た」と二曲目「ドライブ」
を続けて歌って初めてトーベンが口を開く。

「意外なお客さんが
来ましたね、皆さん。
あー、おかしー〜
(たぶんうちらのどたばたぶりのことを
笑ったのだろう・笑)

とにこにこ顔でマイクに言う。

 

 

うんうんうんうんうんうんうんうん!!

二枚目のソロアルバム「うた」について話をする。

「次はその中から『風小僧』っていう曲をやります。
ハーモニカを吹くと、ながふちつよしになったな、フォークシンガーになったな、って」

うじきくんは

「おい、ながふち違うだろ、ながぶちだろ!」

と早速に突っ込みをいれている。(笑)

 

 

会場の雰囲気はスペシャル・ゲストの登場で温度がぐんとあがり、トーベンの演奏もいつになく、違う、いつものように会場の流れをすべて手中に収めた演奏で(そう、客席のテンションがあがっていたのでなんだか異様に盛り上がっていた)いつものように余裕で会場を虜にする。

 

Qちゃんが登場してブルースハープを横で拭く。

うじきくん、ちよっとびっくりしたように身を乗り出す。

「すごい、うまいよ、この人。すげえすげえ!」

と本当に感心して口をOの字にしている。

「この人誰??!!」

と私に聞くので、大健Qが終ってから入ってきてその存在を知らないうじきくんに大健Qの説明をする。

「Qちゃんか!いえいっ!」

ともうそれからはQちゃんエールに。(笑)

 

 

3曲目「風小僧」。

トーベンは曲が終ると

「楽しいなあ!
いやいいねえ!
ひさしぶりだね、うじきさん!」

と楽しいを連発。

トーベン自身もとてもご機嫌なので会場はさらにご機嫌だ。


pic by kyo

 

ここのMCでトーベン が私たちのテーブルを指差して、

トーベン(マイク)「そのへん医者、看護婦、患者さんコーナー」

 

うじきくん「は?」

私「ああそれは、横にいるTAIは医者、その横は看護婦さんなんよ、実は」

うじきくん「じゃあ患者ってなんだよ!(笑)」

「えーっと、高血圧、高脂肪な人・・・・」

はっち「(笑)」

トーベン(マイク)「説明するなあ〜、そこで(笑)」

 

 

次に徳田健さんリクエストによる「サマーガール」

 

「サマーガール」のあと、ペーニャのチャーハンを「うまいんだよ、それ」
とお客さんに一言いい、すぐに次の曲「フォークロック」。

 

 

「フォークロック」が終るとおもむろに

「えー、私はこれでも芸能人運動会に出ていたんですよ、昔」

と切り出す。

するとはっちが笑い出し、笑がとまらないように笑い続けていた。

「はっははははははっはははは はっはははははは」とひたすら。(笑)

さらにトーベンは続ける。

「今年芸能生活30周年なんですよ、今年、知ってる?
芸能生活30周年、生誕50周年!
いやあ、芸能界も厳しい世界で30年たちました、ねえ、うじきくん、大変でしたよねー! 」

「はい!」

「はい!」

といちいち姿勢を正して相槌をうつうじきくん。(笑)

「芸能人運動会は無名の人が優勝しちゃいけません」

「はははははは〜」

「としちゃんとか優勝しないといけない。
それを本気になって、パン食い競争とか一生懸命やって優勝しても」

ここで最後のセリフをうじきくんとトーベンが二人で同時に言う。

「カットされます!」

「カットされます!」

 

「はははははははは〜」

「譲らないといけない。むきになって一位になっても映りませんから。
アースシェイカーなんか隠し芸大会にでてるからねー、すごいぞあいつら。
でもあれ、この間爆風スランプのホージンにあったら、あいつ『風雲たけし城』 にでたって。
これは勝てない。ではQちゃん、次出て。」

「いえいっ!」

 

 

ポラリスの「ゴヤ」という曲。

作曲はおおやくん、作詞は湯川しおねっていう人なんですけど(ここでいえーと。トーベンの娘さんです!)いい曲だからやろうかなって。
で、Qちゃんがその歌詞をワープロで打ってもってきてくれたんですけど すごい大きな文字で・・」

と見せてくれたのが

それが この大きさの4倍ぐらいの文字 。(笑)

それを見たうじきくんが

「老眼だよ、老眼!」

と自分の経験からして叫んでいる。

 

トーベンが歌い始めてQちゃんがバイオリンを弾く。

じっくりと聴かせる歌・・・・・・しかし、短い曲の後半、Qちゃんとトーベンのハーモニーでメロディーを進行させる部分、二人の音程がずれて静かなしんみりとした曲が会場の押さえたくすくす笑いでうまる。

ずっこけるし〜。

「ぶふふふふふ」

「はははははは」

 

曲が終ったあとに一言うじきくん。

「大変いいものをきかせてもらいました。
とってもスリルがあったなー」

トーベンは

「だいたい曲の感じがわかってもらえればいい・・ということで。(笑)

 

続いてすぐに人気ナンバー(私の一番好きな曲)「天使の月」。

Qちゃんのバイオリンが素晴らしい。

 

 

「天使の月」が終ったあとにトーベンがサッカーの話をする。

「星野監督がベッカム嫌いだって・・・」

と話しはじめたので私は後ろを振り返ってレイチェルに説明する。

レイチェルの英国の友人がベッカムファンで、日本でのベッカムの写真入りチョコレートとか目にするたびにレイチェルが「わお」と言っていたので。

トーベンは大のサッカーファンなのだ。

レイチェルに英語でしゃべっているとうじきくんが

「何英語でしゃべってるの?!
あれ??誰?
全く日本語話せないの?」

と尋ねる。

だからレイチェルが誰でどうしてここにいるか(どうして?って私が連れてきたから・笑)説明して、彼女は「アリガト」以外日本語は何もしゃべれないと答える。

はっちが

「だったら横についてあげてトーベンの曲を説明してあげなくっちゃ」

というので速攻で

「トーベンのライヴをいちいち説明なんかしない。嫌だ」

と答える。(笑)

実は私は気付かなかったのだが、この後うじきくん、レイチェルに英語で話しかけて いたそうだ。
レイチェルが 「彼、とっても英語がうまいので驚いたわ!」 と言っていた。
ほお、さすがー。 子供ばんど時代、御茶ノ水のアテネフランセにはっちと半年通って、
もともと頭の いい二人、それで結構英語がしゃべれるというのは知っていたが、
そのあとNHKで 自分の海外取材の番組を持つうじきくん、
英会話能力もスキルアップしているようだ。
おお!

何かあれば長女(英検2級)がいる。

 

次はカーナビーツの
「モニー・モニー」。

もう超ノリノリ。

Qちゃんのブルースハープで
一挙にヒートアップする。

pic by kyo

 

演奏が終ったあと、会場の拍手はわれんばかりに。

「ありがとう、え?俺じゃない、Qちゃんにっ!」

とトーベンもQちゃんを賞賛する。

ここで、デブ&ボケ、デーボDEVO(いましたね、昔デ・エボリューション、デーボというバンドが・笑)の二人を呼ぶとトーペンがいい、徳田健さんと大作さんが入ってくる。

 

 

いよいよ後半の熟成された楽しさが発酵していくような感じのステージになっていく。

モンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」を日本語にしたものだ。

さきほどの「モニー・モニー」とこの曲でレイチェルも楽しそうに体を揺らしている。

健さんのリクエストで「夕暮れの歌」が始まり、健さんがイントロのギターを弾く。

 

「ピックはね、これが一番いいんですよ、ラルクアンシエルの・・」

と演奏が終るとおもむろにトーベンが言う。

私が

「トーベン、ラルクアンシエルのベースの人と同じビック使ってるんだって。
フォークギターには太すぎるんだけどとってもいいとか」

とうじきくんとはっちに説明する。

「あの人(ラルクのベース)うまいよねー〜」

 

次は新曲「51番目の州」。

全く初めて耳にする曲だが、声を低いトーンで怒りをぶつける内容の歌だ。

アメリカにへつらう日本に対して、日本をアメリカの51番目の州にしたらいいじゃないかという皮肉な歌詞だ。

トーベンの怒りが伝わってくる。

 

次は「大作を少し運動させてあげよう」とコメントした「しょーもない僕、しょーもない君 」。

椅子をパーカッションにして前かがみで椅子の上に座りながら叩いている大作さんのそのハードなこと。

またこれがうまい。

毎回トーベンのライヴでパーカッション参加しているのを見る度に「すごいなー」と思うほどの手さばきだし、リズムだし、パワーだ。

永遠のライフワークであるという「痩せる」がたぶんこの一曲で少しは達成できているはずだろうけどねー、と思わせるほどの。

トーベンのギターもまたすごい。

 

観客の大歓声に混じって

 

「いえー!」

「いえーーー!」

「ほーーーー!」

 

うじきくんも叫ぶのやめられない。

血が騒ぐのも全く無理はない最高にびんびんあおってくれる曲だった。

 

 

 


pic by kyo

烈しい曲の後、ラストです、
と紹介されたのはうって変わった
静かな哀愁みを帯びた
「島影」だ。
静と動をこんなにも一変して奏で、
そして魅せることのできる力量を
持つは、さすがは湯川トーベン

最高にグルービーなロック・ベーシスト、
トーベンはソロではフォークシンガー
として別な一面と力を見せてくれる。

 

トーベンの楽しそうなこと楽しそうなこと、うじきくんの楽しそうな楽しそうなこと、ライヴの間中うじきくんはずっと椅子の上で踊っていて喚声送ったり野次とばしたりしていた。

最初の頃は私がイエーイとかやったり立ったりするたびに

「ちょっと大人しくしてなさいよ」

とか肩を押さえて、引率してきた父親が子供をたしなめるような感じでいちいちいちいちパパしていたが、後半は一緒になってとってもうるさかった。(笑)

割れんばかりの喚声の中トーベン・ライヴは終了。

私が速攻で「アンコール!」と叫ぶとうじきくんが

「年寄りなんだから休ませてやれよ!すぐにアンコール叫ぶな!」と言う。(笑)

 

うじきくんはこのあいまにトイレに行くということで席を立つ。

しかし疲れを知らぬトーベンはすぐにステージに戻ってきた。

トーベンが

「うじき・・・」

「うじきくん、トイレやでー!」

と叫んだら、トーベン、マイクで大声で

「うんこすんなよー!」

と叫ぶとトイレから

「えええっっ?!」

という声が返され、会場大爆笑。

慌ててうじきくんがトイレから出てくる。

うじきくん

「おいおい、こんなに早くでてくるなんて慌てちゃったよ」

とはっちにいい、はっちは

「ゆっくりでも良かったのに」

と気遣いを見せていた。

 

 

アンコール一曲目は大健Qとともに「日本のおっさん」。

ギターのモニターの音が聞こえづらく音量をあげたトーベンに

「うるせーなー!老眼だけでなく、老耳もかよー」
と、ここは優越感で言っていたような。(笑)

 

NEXT